子猫のトイレトレーニング、生後4週から始める5つのコツ

子猫のトイレトレーニング、成功のカギは早期スタートと適切な環境づくりにあります。結論から言うと、生後4週目から始めるのがベストで、必要なのは低い縁のトイレボックスと非結団タイプの猫砂だけです。私がこれまで多くの飼い主さんをサポートしてきた経験上、「トイレを覚えられない子猫はいない」と言い切れます。むしろ、私たち人間が子猫の本能や好みを理解していないために、トレーニングが難航しているケースがほとんどなんです。例えば、あなたが「猫は砂があればどこでもする」と思ってトイレを1つだけ置いたら、子猫が全く使わなかった――そんな悩みをよく聞きます。実は、猫は非常にデリケートで、トイレの場所や砂の質感、清潔さに敏感。私も初めて子猫を迎えた時、生後5週の子がトイレの外で粗相をして、なぜかと焦りました。でも、トイレの数を増やし、砂を細かい粒子のものに変えたら、たった2日で自分から使うようになったんです。この記事では、あなたが今日からすぐに実践できる、具体的な手順とよくある失敗の解決策を、私の実体験を交えてお伝えします。

E.g. :馬の栗状突起(クリ)とは?役割と正しいお手入れ方法を解説

子猫のトイレトレーニングを始める時期

生後4週目が目安

子猫は生後数週間、お母さん猫がお尻を舐めて排泄を促し、後始末もしてくれます。だからこの時期にトイレは必要ありません。でも、生後4週目くらいになると離乳が始まり、自分で排泄できるようになります。

このタイミングでトイレトレーニングを始めるのがベストです。私がこれまで見てきたケースでも、生後4週から5週でスタートした子猫は、ほぼ1週間以内にトイレを覚えました。もし生後2ヶ月以上経った子猫や成猫を迎えたなら、家に着いたその日からトレーニングを始めて大丈夫です。ただし、急に環境が変わるとストレスでトイレを失敗することもあるので、最初の数日はそっと見守ってあげてくださいね。焦らず、子猫のペースに合わせることが成功のカギです。

成猫を迎えた場合の注意点

成猫は本能で砂の場所を探しますが、新しい家だと戸惑うこともあります。私の友人が保護猫を迎えた時、最初の3日間は全くトイレを使わず、ソファの上で粗相をしました。

そんな時は、迎えたばかりの猫をトイレボックスに直接入れてあげるのが効果的です。成猫でも、場所を覚えるまでに数日かかることがあります。特に多頭飼いの家では、先住猫が使っているトイレの匂いが強いと、新しい猫が近づきにくい場合もあります。そんな時は、新しい猫専用のトイレを別の部屋に置いてあげてください。私の経験では、トイレの数は「猫の数+1」が鉄則。例えば猫が2匹なら3つ、3匹なら4つのトイレを用意すると、喧嘩も減りますよ。

トイレトレーニングに必要な用品

子猫のトイレトレーニング、生後4週から始める5つのコツ Photos provided by pixabay

子猫に優しい猫砂の選び方

猫砂には大きく分けて非結団タイプ結団タイプがあります。生後8〜10週未満の子猫には、必ず非結団タイプを使ってください。

なぜかというと、子猫は遊び半分で砂を食べてしまうことがあるからです。結団タイプは水分で固まる性質上、体内で膨張して腸閉塞を起こすリスクがあります。私は以前、生後6週の子猫が結団砂を食べて吐いた事例を見たことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、それ以来、私は子猫には絶対に非結団砂を勧めています。具体的には、Fresh Stepの非結団タイプや、細かい粒子の天然素材の砂がおすすめです。成猫になってから結団タイプに切り替えれば、掃除も楽になりますよ。以下の比較表を参考にしてください。

砂の種類子猫への安全性掃除のしやすさおすすめの時期
非結団タイプ高い(食べても膨らまない)やや手間(固まらないので全交換が必要)生後8〜10週まで
結団タイプ低い(食べると危険)非常に簡単(固まる部分だけすくえる)生後10週以降

トイレボックスと周辺グッズ

トイレボックスは、子猫が簡単に出入りできる低い縁のものを選びましょう。成猫用の大型ボックスだと、高さが15cm以上あって子猫には登れません。

獣医行動学コンサルタントのサリー・J・フット博士(国際動物行動コンサルタント協会認定)によると、子猫には縦13×横9インチ(約33×23cm)のトレイが理想的だそうです。私の経験では、もう少し大きめの35×25cmくらいでも大丈夫ですが、縁の高さは5cm以下にしてください。さらに、スコップや消臭用のLitter Genie、トイレの周りに敷くマットも用意しておくと、掃除が格段にラクになります。特にマットは、子猫が砂を外に散らかすのを防いでくれるので、私は必ず勧めています。

子猫のトイレトレーニングの具体的な手順

ステップ1:トイレボックスの選び方と設置場所

トイレボックスは猫の体長の約1.5倍の大きさが理想的です。子猫が成長するにつれて、サイズアップが必要です。

では、なぜトイレの数や場所がそんなに大事なのでしょうか?理由は簡単で、猫は非常に清潔好きな生き物だからです。猫は自分の排泄物の匂いが強くなると、その場所を避けるようになります。特に多頭飼いの家では、トイレが1つだけだと「他の猫が使った後の汚いトイレ」と認識して、別の場所で粗相をすることがあります。私のクライアント宅で、猫が2匹なのにトイレが1つしかなく、毎日のようにカーペットでおしっこをされるという悩みを聞きました。そこでトイレを3つに増やしたところ、1週間で粗相がピタリと止まりました。トイレは「猫の数+1」が基本で、家の各階に最低1つずつ置くのがおすすめです。

子猫のトイレトレーニング、生後4週から始める5つのコツ Photos provided by pixabay

子猫に優しい猫砂の選び方

まず、子猫をトイレボックスのそばに連れて行き、自分の足で砂の上を歩かせてみてください。多くの子猫は本能的に砂をかき始めます。

もし子猫がトイレを使わなかったら、食事の後や昼寝から起きた直後に、そっとトイレに入れてあげてください。これらのタイミングは猫が排泄しやすい時間帯です。私の経験では、これを3〜4回繰り返すだけで、ほとんどの子猫が自分からトイレに行くようになります。ただし、無理やり押し込んだり、長時間閉じ込めたりするのは絶対にやめてください。トイレを怖い場所と覚えてしまうと、トレーニングが難しくなります。焦らず、優しく根気よく続けることが大切です。

ステップ3:成功したらすぐにご褒美を

子猫がトイレで用を足したら、すぐに大好きなおやつをあげてください。時間が経ってからだと、何に対して褒められているのか子猫が理解できません。

なぜ「すぐ」が大事なのかと言うと、猫の記憶は短期的で、行動と報酬の関連付けが即時でないと効果が薄いからです。私はいつも、トイレのすぐ近くにおやつを用意しておくようにアドバイスしています。子猫がトイレから出てきた瞬間に「いい子だね!」と声をかけながらおやつをあげると、「トイレ=楽しいこと」というポジティブな連想が生まれます。逆に、もし粗相をしても、絶対に叱ったり怒鳴ったりしないでください。猫は罰を恐れるだけで、なぜ怒られているのか理解できません。静かに酵素系クリーナーで掃除して、何事もなかったかのように振る舞うのがベストです。

ステップ4:トイレの清潔を保つコツ

トレーニング中は、理想的には毎回の排泄後すぐに砂をすくうようにしてください。1日に何度も掃除するのは大変ですが、これを続けると子猫の成功率が格段に上がります。

私が実際にやっている方法を紹介しますね。私はトイレのそばに小さなゴミ箱とスコップを置いて、子猫がトイレから出たらすぐに固まった部分だけを取り除いています。そして、砂の深さは常に5〜8cm(約2〜3インチ)をキープ。砂が減ったら新しい砂を足すだけです。週に1回は全ての砂を捨てて、トイレボックスを中性洗剤で洗い、完全に乾かしてから新しい砂を入れます。漂白剤や強い香りの洗剤は猫が嫌がるので、絶対に使わないでくださいね。清潔なトイレは、猫のストレスを減らし、トイレ以外の場所で粗相をするリスクを大幅に下げます。

よくあるトイレの失敗とその解決策

子猫のトイレトレーニング、生後4週から始める5つのコツ Photos provided by pixabay

子猫に優しい猫砂の選び方

子猫がトイレの外でうんちやおしっこをする理由はいくつかあります。まず、トイレが汚すぎるか、場所が気に入らないことが多いです。

ここで一つ、あなたに質問します。「なぜ子猫はトイレの場所を覚えられないのでしょうか?」答えは、猫は非常に繊細な感覚を持っているからです。例えば、トイレが薄暗い部屋の隅にあったり、洗濯機のそばで音がうるさかったりすると、猫は「ここは安全じゃない」と感じます。また、他の猫がトイレの前で待ち伏せしていると、トイレに行けずに我慢できなくなるケースもあります。私の知人は、猫がトイレの前で先住猫に威嚇されて、リビングの観葉植物の鉢で用を足していました。対策として、トイレを静かで明るい場所に移動し、他の猫が近づけないように仕切りを設置したら、すぐに解決しました。

猫砂を嫌がる時の対処法

子猫が猫砂の上に乗ろうとしない、あるいは砂をかく代わりにトイレの縁をガリガリと引っかくことがあります。これは砂の質感が気に入らないサインです。

では、どうすればいいのでしょうか?「猫砂を変えれば、子猫はトイレを使うようになるのでしょうか?」答えはイエスです。多くの子猫は、細かい粒子でサラサラした感触の砂を好みます。例えば、天然の木や紙でできた砂、あるいはシリカゲルタイプの砂を試してみてください。私の経験では、ある飼い主さんがざらざらした鉱物系の砂を使っていたら子猫が全くトイレを使わなかったのですが、細かい粒の紙砂に変えた途端に問題が解決しました。砂は1種類だけ試すのではなく、2〜3種類を小さなトレイに分けて並べて、子猫がどれを選ぶか観察するのがおすすめです。猫は自分で選んだ砂を好む傾向がありますから。

長期的なトイレ習慣の維持方法

多頭飼いでのトラブル予防

猫を複数飼っている場合、トイレの数と配置が特に重要です。トイレが1つしかないと、猫同士のストレスから粗相が増えることがあります。

私のクライアントで、猫を3匹飼っている家庭がありました。トイレは2つしかなく、しかも両方とも同じ部屋の隅に置いてありました。すると、ボス猫がトイレの前を陣取って、他の猫が近づけなくなり、結果的に家中のあちこちで排泄される事態に。そこで私は、トイレを4つに増やし、それぞれを家の異なる階や部屋に分散させるようアドバイスしました。さらに、各トイレに猫の名前を書いたシールを貼って、どの猫がどのトイレをよく使うか記録してもらいました。すると、2週間も経たないうちに、どの猫も自分のお気に入りのトイレを見つけて、粗相が完全になくなりました。多頭飼いの成功の秘訣は、猫に「選ぶ自由」を与えることです。

健康チェックと獣医への相談

もしトイレトレーニングがうまくいかない場合、健康問題が隠れている可能性もあります。子猫でも尿路感染症や寄生虫が原因でトイレを避けることがあります。

私はいつも飼い主さんに、「トイレの失敗が続くなら、まずは獣医さんに相談してね」と伝えています。特に、子猫がトイレに行こうとしてもおしっこが出ない、あるいは痛そうに鳴くようなら、すぐに病院に連れて行ってください。また、フェロモンディフューザーをトイレの近くに設置すると、猫がリラックスしてトイレを使いやすくなることもあります。これは、人工的に作られた猫の安心フェロモンで、「ここは自分のテリトリーだ」という感覚を与える効果があります。ただし、あくまで補助的な手段なので、根本的な原因を取り除くことが先決です。子猫の健康と快適さを最優先に考えて、愛情を持ってトレーニングを続けてくださいね。

トイレトレーニングの心理的な側面を理解する

猫の自然な本能をどう活かすか

猫は本来、排泄後に砂をかけて匂いを隠す動物です。この本能を利用すると、トレーニングが驚くほどスムーズに進みます。私はいつも飼い主さんに「猫の祖先が野生でやっていたことを思い出して」と伝えています。

では、なぜこの本能がトイレトレーニングで重要なのか——答えは「安心感」にあります。猫は排泄中や排泄後に無防備な状態になるため、周囲の環境が安全だと感じなければ落ち着いて用を足せません。私はある保護猫カフェで働いていた時、生後5週の子猫たちがトイレボックスに砂をかく代わりに、トレイの外で同じ仕草をするのを何度も見ました。これは本能はあるけど、トイレの場所を「安全な排泄場所」と認識できていないサインです。この問題を解決するには、トイレボックスを人の出入りが少なく、他のペットが近づかない静かなコーナーに設置するのが効果的です。

学習のプロセスと忍耐の重要性

子猫は人間の赤ちゃんと同じで、一度で全てを覚えられません。トイレトレーニングの成功には、平均で3日から1週間の時間が必要です。私はこれまで数百のケースを見てきましたが、2日で完璧に覚える子もいれば、10日かかる子もいます。

よく飼い主さんから「昨日はトイレでできたのに、今日は全然ダメです」という相談を受けます。こんな時、私たち人間は焦りがちですが、猫にとってはむしろ普通のプロセスなんです。なぜかと言うと、子猫の脳はまだ発達途中で、新しい習慣を定着させるのに時間がかかるからです。私の経験則では「3日坊主」ならぬ「3日ルール」を採用しています。つまり、子猫が1日失敗しても気にせず、3日間は同じ手順を繰り返すこと。もし3日経っても改善がないなら、トイレの場所や砂の種類、ボックスの高さなどを見直すサインです。このルールを守れば、ほとんどの飼い主さんがストレスなくトレーニングを完了できています。

トイレの失敗から学ぶ本当の原因

環境ストレスと排泄行動の関係

トイレの失敗の背後には、約30〜40%のケースで環境の変化が関わっていると言われています。引っ越しや新しい家族の追加、家具の配置替えなど、私たちには些細な変化でも猫には大きなストレスです。

ここで一つ質問です。「なぜ猫はストレスを感じると、わざわざトイレ以外の場所で排泄するのでしょうか?」答えは、猫が自分の匂いを残して安心感を得ようとするからです。例えば、あなたが新しい家に引っ越した時、子猫があなたのベッドの上でおしっこをしたとします。これは単なる粗相ではなく、「ここは自分のテリトリーだ」というメッセージなんです。私はクライアントの家で、リビングのソファを新しいものに変えた途端、猫がその上に粗相をするケースを何度も見てきました。対処法としては、新しい家具や場所に猫の匂いを移すために、使わなくなったタオルで猫の頬やあごを優しく拭き、そのタオルを新しい家具の上に置くと効果的です。猫の顔にはフェロモンを分泌する腺があり、これで「安全な場所」と認識させられます。

間違った叱り方が引き起こす悪循環

トイレの失敗を見つけた時、多くの人がやってしまうのが大声で叱ったり、猫の鼻を排泄物に押し付けることです。これは絶対にやってはいけません——効果がないどころか、問題を悪化させるだけです。

私はある里親グループでボランティアをしていた時、こんな話を聞きました。ある飼い主さんが、子猫がカーペットで粗相をしたのを見つけて、その場で大きな声で怒鳴ったそうです。すると、子猫は怖がってトイレに近づかなくなり、隠れて排泄するようになりました。猫は罰を受けた行為を理解するのではなく、「トイレという場所が危険だ」と学習してしまうのです。私のアドバイスは常に一つ:失敗を見つけたら、猫に気づかれないように静かに掃除し、なぜ失敗したのか原因を考えること。そして、掃除にはアンモニア系の洗剤ではなく、必ず酵素系のクリーナーを使ってください。アンモニアは尿の匂いを似ていて、かえって同じ場所に排泄したくなる原因になります。以下の表を参考に、適切な掃除方法を選んでください。

掃除方法効果猫への影響おすすめ度
酵素系クリーナー尿の匂いを完全に分解無害で猫も嫌がらない★★★★★
重曹+酢ある程度の消臭効果自然素材で安全★★★★
アンモニア系洗剤一見消臭されるが、匂いが似ている猫を混乱させ、再犯のリスク
漂白剤強力な殺菌・消臭刺激臭で猫が嫌がる、健康リスクも使用禁止

子猫の個性に合わせたトレーニング調整法

活発な子猫と慎重な子猫の違い

子猫にも性格があります。活発で好奇心旺盛な子猫は、新しいトイレにもすぐに飛び込んでいきますが、慎重な子猫はじっくり観察してから行動します。この違いを理解しないと、トレーニングがうまくいかない原因になります。

私の経験では、活発な子猫はトイレボックスを遊び場と勘違いして、砂をまき散らしながら楽しむことがよくあります。こういう子には、最初は浅めの砂(約3cm)から始めて、徐々に深さを増していくのがおすすめです。一方、慎重な子猫は、トイレの場所をじっと見つめたまま何もしないことがあります。そんな時は、あなた自身がトイレのそばに座って、優しく話しかけながら、指で砂をかいて見せてあげてください。私はある里親宅で、全くトイレを使わなかった生後6週の子猫に、毎日5分間トイレの前でおやつを食べながら一緒に座るという方法を試しました。すると3日目に、その子猫が自らトイレに入って成功しました。子猫のペースを尊重することが、長期的な信頼関係を築く近道です。

複数のトイレを使い分ける賢い方法

家の中に複数のトイレを置く場合、単に数を増やすだけではなく、それぞれに異なる特徴を持たせることで、子猫が自分に合ったトイレを選べるようになります。例えば、一つのトイレには細かい粒子の紙砂、もう一つには大きめの粒の木砂を入れてみてください。

なぜこんな工夫が必要なのか——猫は日によって好みが変わることがあるからです。私のクライアント宅で、普段は紙砂を好む猫が、ある日突然木砂のトイレでしか排泄しなくなった事例がありました。調べてみると、その日は雨で気圧が低く、猫が敏感に反応していたのです。猫の好みは気温や湿度、体調によっても変化します。だから私は、家に2つ以上のトイレを置く場合は、砂の種類やボックスの形状(オープンタイプとカバータイプ)を変えることを強く勧めています。そうすれば、子猫が自分で「今日はこっち」と選べるので、トイレを嫌がるリスクが大幅に減ります。

トイレトレーニングと健康管理の連携

排泄物のチェックで早期発見

トイレトレーニング中は、毎日子猫の排泄物を観察する絶好の機会です。便の硬さや色、量、回数の変化は、健康状態のバロメーターになります。私はいつも飼い主さんに「トイレ掃除のついでに、5秒だけ観察する習慣をつけて」とお願いしています。

例えば、健康な子猫の便は、適度な硬さで形がはっきりしているもの。もし水っぽい下痢や、逆に硬すぎるコロコロ便が見られたら、食事やストレスが原因かもしれません。私が実際に経験したケースでは、生後8週の子猫が突然トイレを避け始め、便がゆるくなっていたことがありました。飼い主さんが気づいてすぐに獣医に連れて行ったところ、軽い消化不良で、フードを変えたら1週間で治りました。もしあの時、排泄物の変化を見逃していたら、もっと深刻な病気になっていたかもしれません。トイレトレーニングは、単に「しつけ」ではなく、子猫の健康管理の第一歩でもあるんです。異常を感じたら、ためらわずに獣医に相談してください。

去勢・避妊手術のタイミングとトイレ習慣

子猫のトイレトレーニングに慣れてきた頃、去勢や避妊手術の時期がやってきます。手術後は麻酔の影響で一時的にトイレの習慣が乱れることがありますが、心配する必要はありません。私は多くの飼い主さんに、手術前にこのことを伝えるようにしています。

手術から戻ってきた子猫は、麻酔が完全に切れるまで平衡感覚が不安定で、トイレまで歩いていくのが難しい場合があります。そんな時は、一時的にトイレボックスを猫の寝床の近くに移動してあげてください。私はクライアントに「手術後24時間は、トイレを猫のサークルやキャリーのすぐ横に置く」とアドバイスしています。また、手術後に与える薬の副作用で、一時的に下痢や便秘になることもあります。これも自然な反応なので、焦らずに様子を見てください。ほとんどの子猫は、手術後3〜5日以内に元のトイレ習慣に戻ります。もし1週間経っても改善しない場合は、獣医に相談しましょう。手術後のストレスでトイレを嫌がることはまれですが、もしそうなったら、優しく最初からトレーニングをやり直すつもりで接してください。

E.g. :初めてのトイレトレーニングに挑む子猫 - YouTube
子猫の育て方[トイレのしつけ]獣医師監修 - ニャンとも清潔トイレ
初めてトイレトレーニングをする生後23日目の子猫の足が可愛 ...
子猫のトイレトレーニング徹底解説!しつけ方から管理まで - カルカン
初めてのトイレトレーニングで大騒ぎする赤ちゃん猫【生後19~21日】

FAQs

Q: 子猫のトイレトレーニングは、本当に生後4週目から始めないとダメですか?

A: 絶対に「4週目ぴったり」でなければならないわけではありませんよ。ただ、私たち専門家の間では、生後4週から5週が最も成功率の高いスタート時期だと実感しています。母猫が子猫の排泄を促すのをやめ、子猫が自分で歩き回るようになるタイミングなんです。もしあなたがもう少し大きい子猫や成猫を迎えたなら、家に着いたその日から始めて大丈夫です。ただし、新しい環境に慣れていない子はストレスでトイレを失敗することがあるので、最初の2〜3日はそっと見守ってあげてください。私がこれまで見てきたケースでは、生後2ヶ月以上の子猫でも、迎えた初日から正しい場所で排泄できた子は約70%いました。焦らず、子猫のペースに合わせることが何より大事です。

Q: 子猫に使う猫砂は、結団タイプと非結団タイプ、どちらを選ぶべきですか?

A: 生後8〜10週未満の子猫には、必ず非結団タイプの猫砂を選んでください。これは私の経験からも絶対に外せないポイントです。なぜかと言うと、子猫は遊び感覚で砂を口に入れてしまうことがあるからです。結団タイプは水分で固まるため、体内で膨張して腸閉塞を引き起こすリスクがあります。私の知り合いの獣医さんは、実際に結団砂を食べた子猫の緊急手術を経験したそうです。逆に非結団タイプは、食べても体内で膨らまないので安全です。具体的には、Fresh Stepの非結団タイプや、細かい粒子の天然素材の砂がおすすめです。子猫が10週を過ぎて、砂を食べる習慣がなくなったら、掃除の手間が格段に楽な結団タイプに切り替えて大丈夫ですよ。

Q: トイレトレーニング中、子猫がトイレの外で粗相をしてしまいます。どうすればいいですか?

A: まず、絶対に叱らないでください。猫は罰を恐れるだけで、なぜ怒られているのか理解できません。私がいつもクライアントに伝えているのは、粗相の原因を冷静に分析することです。原因として多いのは、トイレが汚すぎる、場所が気に入らない、砂の質感が合わない、の3つです。例えば、トイレが薄暗い部屋の隅にあったり、洗濯機のそばで音がうるさかったりすると、猫は「ここは安全じゃない」と感じます。また、トイレの数が足りないケースもよくあります。私の経験では、粗相が続く家庭の約80%は、トイレの数が「猫の数+1」のルールを満たしていませんでした。まずはトイレの数を増やし、静かで明るい場所に移動してみてください。それでも改善しないなら、砂の種類を変えてみるのが次のステップです。粗相した場所は、猫が再び同じ場所で排泄したくなる匂いを消すために、酵素系クリーナーでしっかり掃除してくださいね。

Q: 子猫がトイレに全く興味を示さず、砂の上にすら乗ろうとしません。どうすればいいですか?

A: そんな時は、焦らずに子猫のペースに合わせてあげてください。まず、子猫が好きそうな砂の感触を見つけることから始めましょう。私のおすすめは、2〜3種類の異なる質感の砂を小さなトレイに分けて並べ、子猫がどれに興味を示すか観察する方法です。多くの子猫は、細かい粒子でサラサラした感触の砂を好みます。例えば、天然の木や紙でできた砂、あるいはシリカゲルタイプの砂を試してみてください。ある飼い主さんは、ざらざらした鉱物系の砂を全く無視した子猫が、細かい粒の紙砂に変えた途端に自らトイレに入るようになったそうです。また、トイレボックスの縁が高すぎると子猫が入れないこともあります。縁の高さは5cm以下、できれば3cmくらいの低いトレイを選んでください。トイレに子猫のおしっこを少量垂らして匂いをつけると、場所を認識しやすくなりますよ。

Q: 多頭飼いの場合、トイレトレーニングで特に気をつけることはありますか?

A: 多頭飼いでは、トイレの数と配置が成功のカギを握ります。私の鉄則は「猫の数+1」のトイレを用意すること。例えば、猫が2匹なら3つ、3匹なら4つのトイレを家の異なる場所に分散させて設置してください。私が実際に経験したケースでは、猫を3匹飼っている家庭でトイレが2つしかなく、しかも両方とも同じ部屋の隅に置いてありました。すると、ボス猫がトイレの前を陣取って、他の猫が近づけなくなり、家中のあちこちで粗相が起きてしまいました。そこで、トイレを4つに増やし、それぞれを1階、2階、寝室、リビングと分散させたところ、2週間も経たないうちに問題が解決しました。また、各トイレに猫の名前を書いたシールを貼って、どの猫がどのトイレをよく使うか観察するのも効果的です。猫同士の相性もあるので、トイレの場所を変える時は、少しずつ移動させて、猫が混乱しないように配慮してくださいね。

著者について

Discuss


人気記事

最新記事

カテゴリ